2015年12月30日水曜日

子どものように悩んでいる



甥っ子がベランダでキャンプをしていた。
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家の用事があって、山手線のとある駅へ行った帰り道のこと。

喫茶店でホッと一息しているときに、
ふとNinja Anatomy を買ってくださった方の顔が浮かんできた。

この駅の近くの治療院の先生だ。


電話をすると久しぶりの明るい声。

模型はメンテナンスが必要な様子なので、
「今から受け取りに伺います」というと
サラッとおっしゃった。


「大丈夫? 喫茶店にまだ入ったばかりだったら、
 もったいないでしょ?」


そうそう、この感じ。思い出した。
この人は超多忙なのに素朴な感性を持ってる方だった。


治療院に行ってしばし、その活躍ぶりを楽しむ。(話をする)
大掃除なので今日は休みだったのに電話が鳴り止まず、
結局午前中は治療で潰れてしまった、という。

師匠から離れ自分で考え続けてきた、
そういう人の言葉はおもしろい。

腕が上がれば患者さんが次の患者さんを連れてくるから
1人にかける時間をどんどん短くしなければならなくなって
技術革新が起きた。すると患者がまた増える。
必要に迫られて技術革新が生まれる、その繰り返しだよ。

とか。

結局自分で考えるしかないんだよ。
誰かがその道具を持ってないか、って探してたってダメで、
道具は自分で作っていくんだから。

とか。


そして時折、バタン、とソファーに倒れ込み、
「こんなこと言ってたって治せなきゃダメなんだよ〜!
 何で治んないんだよ。下手くそなんだよ俺がー!」

と叫ぶ。患者さんの姿が浮かぶようだ。

そうそうこの感じ。

この人はずっと考えて苦しんでいる。
紹介しないでって言っても患者さんはどんどん増えていく。
生まれ変わったら絶対に違う仕事をやるよ! と言いながら
「また数日休んで年が明けたら患者さんがいっぱい来るんだ。
   苦しいなー!」
と言いながら。

苦しそうだけど顔が明るいのだ。


2015年12月28日月曜日

タクシーは3種類の運転を使い分けよ




急ぎ、飛び乗ったタクシーの運転手さんは、
ぐいぐいと小道を進んだ。

こんな道をよくご存知ですね。
と言うと、

「”タクシー道路” と言って、各エリアにあるんですよ。
 これを知らなくちゃ仕事になりませんから、苦手なエリアだとダメですね。。」

運転手さんに寄るとタクシー道路とは、
これ以上なく信号が少なく、混まず、早く、到着できる道だ。

ところが、この道を嫌う人もいるという。

「会長さんとか社長さんに多いんですけどね、一級道路を使いたいという方も
 いらっしゃるんです。”こういう細い道路は事故が起きる”って言って」

なので、お客さんに合わせて3種類の運転の仕方があるのだそうだ。

1. 若いビジネスマンでとにかく早く目的地に着かなくちゃいけない人
 →タクシー道路を駆使して、なる早で目的地に送り届ける

2. 社長さん・会長さんみたいな方
 →大きな道路を使い、信号が青に変わっても、ゆったりと動き出す、
  ハイヤーのような運転

3. 妊婦さんや年配の方、お子さん連れの方
 →新幹線のコーヒーがこぼれないような静かな運転


お客さんを見た瞬間にどの運転にするかを判断して、
道路を選んでいるのだという。

こういう運転手さんに出会った時は、興奮してもっと聞きたくなるが、
別れがやってくるのだ。

お名前の上には、「優良運転手」と書いてあったが、
本当に素晴らしい方だった。

2015年12月25日金曜日

油の匂いが好きだ




今日は、Ninja Anatomy の開発会議。


秋東精工に集合だ。

入り口を入ると、ぶっきらぼうなデカイ機械と原材料の袋を横目に、




ドアを開けて細長い階段を上ると、無骨な会議室がある。
日本の高度経済成長を支えた中小企業の匠の姿がそこにある。





駆け引き抜きで、率直なやり取りができる。
一緒になってウンウン唸りながら考えていると、
どんなことでもできるぞという気になってくる。


いいもの作るぞ!

2015年12月20日日曜日

風に吹かれてファランがいる


タイの人たちが西洋人をファランと呼ぶ。
誰も気づかないような小道を抜けて、いいお店を見つけると、
大抵そこには、ファランがいる。

誰も彼も、風に吹かれてうっとりした表情をしていたりするのだ。


今日見つけたのは、路面店。
ドアもないファーストフードみたいなお店だけど、
コーヒーが美味しい。
値段も安くて他の店の3分の1くらい。35元
同じくらいのものを飲もうとすると、近くのお店だと100〜170元する。




このお店のいいのは、カウンターのところに、
店のスタンプカードを置いておける場所があるとこ。

ほんと邪魔なんだよねカードって。お店されてる方は一考を。




色とりどりでいい感じだよ。
多く溜まってるものを使われちゃう危険性は有るけど、
それも一興でしょう。

2015年12月19日土曜日

文字を読む男がいる





大学時代からふすま屋グループにお世話になった。
右も左も分からぬフレッシュな身にとっては、
三つ指ついて、おはようございます! から始まる礼儀は、
本当に窮屈だった。その話はいずれ。

今日はそこにいた中学生の話。
当時、グループに堀越仁(ひとし)という中学生がいた。
不思議な少年で、先輩方に怒られている我々をよそに、
本棚に肩を寄せ辞書をめくっていた。
いつも、ぶつぶつ言いながら。

話しかけても素っ頓狂な声で、まともな返事が返ってこない、
一体彼はどんな仕事をするのだろう?と思っていた(失礼)

あれから10数年たち、ついに昨年、仁(ひとし)が世に出たのだ。しかも!
幼い頃から親しんできた、彼が最も輝く場所の真ん中で。

HPより抜粋。下記。

======
私は、文字学の第一人者・故白川静博士より、仁という名を授かり、白川先生を師と仰ぎ生きてきました。

幼少期から中国学に親しみ、同級生たちが漫画を読んでいるときに私は辞書をめくっていました。

白川先生の字書三部作『字訓』『字統』『字通』『甲骨金文学』等を渉猟、文字講話に通う青春を過ごしました。高校時代、佐賀県多久で、石川忠久博士の講演を聞き感銘を受け、そのご縁で、二松学舎大学に入学、現在は博士課程で中国学を研究しています。

2015年1月、海将筑木氏の家系図を訓読し、喜んでいただいたことをきっかけに、私の使命を見出し、文書研究室「静香堂」(せいこうどう)を開設いたしました。

静香堂とは、白川先生の「静」と、父の雅号「香堂」の各一文字をとって私の雅号とし、これを研究室の名とさせていただきました。
======


久しぶりに会った仁(ひとし)は、
相変わらず何事かいつもぶつぶつと話していたが、
大人になっていて、もう素っ頓狂でもなく、
まともな返答ができるようになっていた(当たり前)

彼のHPを作らせてもらうという栄誉に預かった。

写真撮影は、早稲田の街を歩きながら、いい場所を探した。
暑い最中スーツを着ているのに不満の表情を一切見せず、
彼は、ありがとうございます、と繰り返していた。

相変わらず何事かいつも楽しそうにぶつぶつとつぶやいている。
不思議なヤツだなー(失礼) と思いながら色んな姿勢を撮ってもらった。
どれもいいけど、決め手には遠い。そして最後、

「辞書読んでるポーズしてくれる?」と頼んだら、
僕を連れて一気に文字の世界に入り込んだのだった。
文字を読んでいる時の仁は菩薩のような顔をする。
幸せそうな少し微笑んでいるような。

本の世界に生きている人だ、と思った。

- -

彼は本当に一生懸命に解読します。
彼の人生そのものですから。

読めない文字の書かれたものがありましたら、
文書研究室・静香堂までご連絡ください。


文書研究室・静香堂
住所:東京都新宿区西早稲田2-13-2 
   早稲田ガーデンハイツ1F
  (早稲田ホームサービスグループ方)
電話・FAX:03-3203-1458
Mail:mail@seikodo.me

2015年12月17日木曜日

花火が上がるのをじっと待っている



今日は昼に起きて、
カフェをめぐって一日中、考え事をしていた。
至福の時だ。

それにしても台北のカフェ、安いところは安いなり、
というか専門店でもない限り、美味しいコーヒーは飲めない。

お腹が空いてくると街をぶらぶら、
目に付いたお店に入って、メニューの漢字の感じから選んだり、
誰かの食べているものを指したり。


台北でもなんだかんだと知り合いが増えてきて、
気づくと、何かやろうよという話になっている。
外国は、話が早い。出会いも早ければ、進むのも早い。
なんで早いかというと、きっと、
自分の好きなこと、嫌いなことがはっきりしているからだ。


好きなことがはっきりしていれば、
ゴチャゴチャ考えなくていいから、
チャンスが来た時に動くのが早い。

問題は、好きなことをやっていても、
チャンスがいつ来るかわからないところだ。

甲野善紀さんは「10年くらい取り組めば」
と書いていた。

「それが新しい分野であれば時間はかかるが、道は開ける」

確かに10年くらいはかかるかもしれない。

それから、好きなことに対しては誠実にやることだ。
嫌なことを好きなことの中に混ぜ込んで行くなんて不誠実なことをしたら、
好きなことからしっぺ返しを食らう。そんな気がする。


日本をもう一度開国しなければ。

2015年12月16日水曜日

和平高中







台北体育大学への小旅行を終え、(旅の)日常に。
Russell がオフィスに来いというので訪ねて行くことに。
これが少し前の投稿に載せた迷いの看板だ。
上か下か、どっちが先に来るのかよめない。

案の定、乗り過ごした上に、反対方面に乗っちゃった。
和平高中とは、今停まったバス停の名前。


2015年12月14日月曜日

愛情とはそそいだ時間のことである



今回唯一のFIXされた予定である前橋先生の講義を拝聴しに大学にお邪魔している。
多くの学生に混じって、日本から先生を訪ねてきている人たちもいる。
皆一緒に、大学の寮に泊まっている。


今朝、驚いたことがあった。

朝待ち合わせの場所に行くと、先生が、
「これ、食べて」と皆に、
ゆで卵とおにぎりを配り始めたのだ。

買ったおにぎりではない。
先生が直接にぎにぎしたものである。


こんなことがあるだろうか。

本当にびっくりした。


昨夜、ビールを買い込む我々をよそに、
確かに先生が10個入りの卵のパックを買ってらしたのを見た。

愛情とはそそいだ時間のことである、と言ったのは、
誰だったか。。。





今日の講義は、通常講義ではなく、ゲストスピーカーとして招かれたものらしい。
先生が紹介された後、授業が始まる前に、主催と先生が並んで写真撮影。
この辺りは日本とは違う。先生は慣れていて、シャッターが切られる瞬間、
15%くらいシュッと細くなった。


先生の話は、子どもはよく食べ、よく寝て、よく遊べ、
という古き良き日本の経験則がデータに裏付けられたものだった。

そうだ、我々にくれたおにぎりは、
研究者のひよっこである我々に向けたエールではなかったか。
子どもはよく食べろ、と。

僕の横では、同行の日本人たちがよく寝ている。

2015年12月13日日曜日

Affordance like dance



昨日来たからもう間違えない。
時間もかなり余裕を持って出た。

でも電話ミーティングをしていたらうまく通じるものだから、
盛り上がっちゃって、降り過ごしちゃった。


違う。正確には、途中で分岐する電車の反対側に乗っちゃったのだ。
正確な方を確かめて乗ったので、安心しきっていたら終点まで来てしまった。





ちゃんと確かめたのに間違ったのは、
電光掲示板に

====================
--蘆洲駅行き--
--迴竜駅行き--
電車の絵-電車の絵-電車の絵
====================
のように書いてあって、
きた電車に飛び乗ってしまったからだ。
(行きたかったのは迴竜駅行き)

てっきり、電車の絵に近い方が、
次に来る駅だと思い込んでしまった。
外国に行くと矢印や絵でこんなことがたくさんある。

たくさんの人に道を教えてもらった。
台湾の人は本当にいい。親切だ。

午前3時の向こう側



台北の街並みは裏路地に至るまで小綺麗だ。
古き良き昭和の街並みといった様相。

==
目黒区のニコニコ保育園のHPを作る際、関係者にインタビューをした。 
保育士の皆さんは、園長はお母さんみたいだと言い、
園長の岡田さんは「保育士たちもゆっくり進んでいけばいい」 と言っていた。
タクシーのことを書こうとして、いきなり思い出した。
==


こちらに来た目的のひとつは、大学の先生に会うこと。

今日の夕方、待ち合わせの場所に急いでいて、
タクシーに飛び乗った。

が・・・・ 

運ちゃんは、延々と陽気に中国語で話しかけてくるけど、
先生の研究室の名刺(大学名も住所も中国語で書いてありますよ)も、
Googleマップを見せても分からないみたいだった。 


こちらも日本語や英語(メインはジェスチャー)でやりとりする。 

おかしい。ここから10分程度とGoogleマップでは出てる。
この辺を走ってる人なら知ってるはずだ。大学だし。 

乗り込んで5分後、
おっちゃんは「分かった!」みたいなことを言って(表情がそんな感じだった)、
トランクをガサガサしはじめた。

そうか地図だな。と思った矢先・・・



 



 



メガネだった。 見えてなかったのか・・・・

メガネをかければ元気100倍。あっさり名刺を読んで、現地に着いた・・・


 ・・・大学も広かったので、一緒に地図を見に行ったりしながら、
ちょっとした旅行気分だった。





しかし待ち合わせの日を1日間違えていたため(そんなことってあるんですね!)、
Uターン。 

この「Uターン」がまた通じなくて(他の大学を見たいのか?とか言われたので)
色んな人に通訳を頼んだりした顛末も 愉快だったんだけど、
無事宿に戻ってきた。

昨夜の臭豆腐の匂いか二日酔いかでそのままぐっすり。 
3時に目が覚めて近所のカフェへ。 店員さんは若いのによく働いていた。

 


掃除の途中なのに、全身を使って英語で話してくれる。
彼は給料がいいから夜中にシフトに入っているそうだ。 

9時に家に帰って
9時半までシャワー
10時半までパソコンしたりして寝る
13時に起きてランチ
14時に寝て
19時起床
22時にカフェに来る とのこと。


13時のランチはいるのか?
と何度も言ったけどこれは英語が通じなかった。
ランチ、ランチ、と言っていた。

写真は、ご本人の許可を得た上でUP。
運ちゃんには得てないけど気にしないでしょう。

2015年12月11日金曜日

愛しの台湾に至る道のり





北海道の翌日は草津へ日帰り。
本当は先日入りして温泉でも入りたかったけど、
知人のお見舞いへ

タイミングが大事な時が世の中にはある、
ということは5年くらい前に学んだ。


草津では、昨年から取り組んでいる骨格模型の事業を例に、
どのようにして、プロジェクトを立ち上げ成功させるかという話と、実習を。

このところ、このテーマでよんでもらうことも増えてきた。


デザイナーとかクリエイターみたいな人たちと仕事をする機会は多くある。

ずっと不思議だったのは、
すごくいい作品を作ってくれた人が別の時に作ったものの中には、
なんだこれ駄作だろ、というものが沢山あったこと。

今ではよく分かる。

絞れてないのだ。出される要求が絞られていれば、
その道を志した人なら、大抵いい仕事をしてくれる。

潰しのあまいホースだと、才能は四方に散らばってしまう。


問題はどうやって絞るか、で、
それを支えるのが調査だ。

そんな話。


自分にとってもホットなテーマなので話していると、
あっという間に予定をオーバーした。

調査の重要性は言っても言ってもまだ足りない。

=

木曜日はいつもレッスン。
少人数だったし昔から来てる人が多かったので、
かなり厳しいレッスンをしちゃった。
四つ足で歩き回る、ようなレッスンは70代・80代の人がいるクラスでは、
信頼関係がないと怖くてできない。若い人にだってきつい。
初めての人がいたりするともう来ないからドキドキする。

=

そして今日は愛しの台北へ。
成田では飛行機に乗り遅れそうになるというハプニング。
しかし試練は乗り越えられる人にしかやってこない。
猛ダッシュだ。スッチー達が冷たかった。草津の雪の方がまだ暖かかった。

台北に着いて早速屋台へ。
まだ1時間しか経ってないけど、
くつろいじゃってるよね〜





隣のテーブルは完全に出来上がっていて、
ダース飲みしそうな感じ。
台湾の人たちは親切で本当に好き。

日本では今年食べ損ねた秋刀魚を食べた。




1時半も過ぎた頃、兄貴分のRussell が来てくれた。
隣のテーブルの人も混じってワイワイ話している。




何を話しているかは分からないけど、
Russellが若き日のジャッキーチェンに似ていることもあって、
香港映画を観ているみたい。



2015年12月7日月曜日

粉雪




人に会うために北海道に来た。

こんな生き方がしたかった。
お金を使うなら人に会うためだ。

とっても歓迎してくれて、くつろいじゃった。
幸せなひとときだった。

2015年12月2日水曜日

たくさんの幸運が重なって飛行機に乗り遅れた


今回の名護視察(笑)では、
多くの幸運が重なった。

行きたかった場所にも行けたし、
大事な話もできた。
会いたかったBarのママさんにも会えました。
お店には行けなかったのが心残りだけど、
沢山の人が集まった忘年会にも参加できて
挨拶させてもらえた。

懸念だった1月のワークショップの内容もバッチリ決まったぞ。

そして、まさかまさかの会いたかった人にも、
出発前に急遽会えることになった。
話が盛り上がった結果、、、
乗り遅れ。すべて予定通り。

2015年11月30日月曜日

名護は世界の中心だ



2016年1月のワークショップの準備のために、
名護にお邪魔している。

普段はカフェに引きこもりがちだけど、
できるだけ多くの人に会って、
取材させてもらうつもり。

地域でのワークショップは研修室で行うものとは違って、
本当にエキサイティング。何も言わなくても参加者は本気になっちゃう。
でもそれは、そこで暮らしている人に混ぜてもらうからだ。
その地域こお邪魔するわけだから、
少しづつ時間をかけて信頼してもらうのが大事だ。

”名護は世界の中心だ”

これは、Barのママが言っていた言葉だ。
東京に憧れ、東京を目指すのではなく、
名護を素晴らしくして、名護の素晴らしさを世界に発信しよう。

ママの言葉は、岡本太郎の ”沖縄は世界の中心だ”
から来ているかもしれない。ポスターが貼ってあったから。

でも、最初にこのBarに連れてきてもらった時に聞いた、
ママのこの言葉に僕はガツンとやられてしまったのだ。

空港では、出迎えのおっちゃん達が、

なんともいい味でがやがやしていた。

↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓




2015年11月25日水曜日

いじけない


N高に注目している。

http://ed.kadokawadwango.co.jp/about/about.html

これは、ニコニコ動画のドワンゴが来年から始める通信制の高校で、
第一志望にしてもらえる高校を目指すと意気込んでいるのである。

僕も入学したいと思って説明会に行ったが、
卒業してる人はダメなのだという。
本当はどんな風に運営するのか見たいと思ったのだ。

入りたい方は高校は出てないことにすれば、
大丈夫じゃないかな。


教育と洗脳に違いはあるのか?
ない。

教育の危険性を考えている人に
教育の仕事に就いてもらいたいが、
そんなこと分かっていたら、
教育の仕事にはなかなかつかないだろう。

善意の教育者が1番怖い。

パソコンの画面がいきなり格好いい縞模様になる現象が頻発している。

深夜に長〜い文章を書いている時になるのだ。

本当に怖い。
それにしたって善意の教育者よりはマシだ。(笑)

2015年11月8日日曜日

台所で陽に照らされたドラゴンフルーツに見とれる




沖縄でワークショップをした時の末吉さんからドラゴンフルーツが届いた。

お父様の作ってらしたファームで採れたものだという。

毎日少しづつ食べているのだが、
皮を剥くたびに驚く。

こんな人工的な色が自然の中にあるなんて。
ドキドキしちゃうぜ!

この写真よりももっとドクドクしい色なんだ。

参考までに

2015年10月31日土曜日

めがねクラブにようこそ


 白線の上で寝ている人がいた。

+ +

今日は、めがねのスタイリスト、
という方に会った。

こんなにずーっとめがねについて話す人がいるなんて、と、
話そっちのけで、身振り手振りを交えたその様子に見入ってしまった。

話の途中で、
タイタニックのようなポーズをしながら話していたので
何をやっているのかなと思ったが、
それはめがねの曲がったフレームを身体全体で表現していたのだった。

「こーんなに曲がっていたんですよ」

そのまま映画の中に出てきそうな、、、
そんな人だった。

2015年10月20日火曜日

刺激が強すぎて、うまく言葉にできない日々





1週間なんて来る前から思っていたけどあっという間。

たくさん勉強して準備してきたはずだったけど、
相変わらず英語はメタメタだった。

思いがのればのるほど話しづらい。
しかし思いがのってない話なんて聞いてられるかこのやろー
ということで、メタメタでよし、と最初から決めていた。
(それにしてももう少しマシかとは思っていた)




3日に渡る講習会は無事終了した。
大いなる発見があった。
来てくれた人たちもそうであったらいいな、
と思うけどどうかな、ドキドキ。



昨夜は、
2年前に知り合ったシリア人の友達にも会えた。
友達? 家族を残して亡命してきて
7日間1日10時間働いていて休みもないのに?
限られた時間だったが家族のことも宗教のことも思い切ってどんどん聞いた。
向こうも聞いてきたし。




友達・・向こうがそう言ってくれるし、
こっちもそう思うからまあとりあえずよしとしよう。

世界はフェアじゃない。
その中で何ができるか?
たくさん考えていたら飛行機に乗り遅れそう。
バスから降りたら走らなきゃ。





2015年10月15日木曜日

草木にとっても 水をもらえることが大事なはずだ



気楽な姿で水をまく。

外国に来るともっと気楽に働いてなもいいよ、
ということをよく感じる。

見てよ、この姿。

音楽聴きながら、気だるそうな感じ。
足がいいよね。

数日前から、グラスゴー(スコットランド)にいます。



2015年10月8日木曜日

人生は勉強勉強また勉強。サバンナを行くが如し





いまは虎ノ門に来ています。
街を歩いているだけでサバンナにいるような
ピリピリと張り詰めた大自然の風を感じます。
名前のせいでしょうか、スーツの人が多くて緊張しているせいでしょうか。

マイナンバー制度の勉強に来たのです。
お世話になっている税理士の土屋さんが登壇されるということで、
はるばるやってきました。

どうせ聞いてもわからないけどね。うそ、頑張りまーす!



2015年10月5日月曜日

リアリティがあったらそう簡単に批判できないはずだぞ







政治家や社会、SEALDs、韓国、中国と、
ものすごい剣幕、物言いで批判する言説を、
ネット上では目にする。


そういうものを批判したくなった時には、
自分がどう生きているのか問いかけておきたい。


自分の身近にそのような許せない事態が起きている時に、
どう対処しているのか? と。

社会で起きていることは身の回りで起きていることの縮図だから、
身の回りの出来事にどう対処しているかを自問することが、
理性だろう。


たとえば、右にしろ左にしろ、
政治家を批判するのは簡単。そこにリアリティがないから。
韓国・中国をワーワー言ってる人は、
韓国・中国に友達がいないんじゃないか、
と思う。


僕はいろんな思想・立場・年齢層・国に深く
付き合っている人たちがいるから、
リアリティがあったらそんなに簡単に
割り切った物言いはできない。


一方の立場から相手方を批判する姿を見ると、
リアリティを感じる場所では、
誰もそんなに綺麗に割り切って生きていないクセに、
と思っちゃう。


会社の不条理に反抗できずに働いていたり、
先輩の言うことが非合理的でも、なんとなく従ったり、
恩義があるから多少の無理を聞いたりして、
生きているものだ、人間だもの。


うさばらしとしてはいいけど、
本当に何かを変えようとするならば、
世の中で起きていることには、
人間関係もプライドもいろんな矛盾が絡んでいる
ということを認めて、
その矛盾の中でどういう態度をとるか、を考えていきたい。


右も左も一緒。

2015年9月27日日曜日

いまいまとまというときにいのときぞさる



たくさん働いたぞ、
という日のビールは格別だ。

よく考えよく怒りよく笑って・・・・
打ち上げは、安くてうまい赤提灯街に来た。




煮込み130円、
卵入り煮込み150円!

だいたいこんな感じ! 安い!

最初の店を覗き込んで、
隣の店も良さそうだぞ、と思った途端、


「いまお会計してるからすぐ空くよ!」


と言われたので、「はーい」と答えて・・・・


5分。


「いま奥のテーブル片してるから、ちょっと待って!」

と言われて5分。ぬぬぬ



そしていま、「もう少しで空きそう。ちょっと待って」って、、、、


蕎麦屋の出前かーい!




2015年8月27日木曜日

間が持たないから言葉が変わらない




この街に引っ越してきてから15年間、
国道沿いのミスドにほぼ毎日通っている。

ここは、日本で一番のミスドではないか?
と思う。

なにせ3時間いようが、5時間いようが、
ず〜〜〜っと同じペースで
コーヒーのお代わりを持ってきてくれるのだ。
店員さんもいつも朗らかである。


朝は仕事前のビジネスマン。午前中はお子さんをあずけたヤンママたち。
午後はおばあちゃん。夕暮れ時は仕事を終えた人を中心にごった返し、
20時を過ぎると、受験勉強や仕事に没頭する者がやってくる。
分厚い資料を積み上げて研究する在野の学者もいる。


唯一気に入らないことがあるが、
それは、強すぎる冷房じゃない。
コートを着込めばいいのだから。


そう。


「お代わりご自由となっております」


のひとことだ。


これを言われると、水くさい、もう15年も通ってるじゃないか、
とガクッと来るのだ。1日に3回来ることだってあるのに、
予想通り、3回言われるのだ。


君は、
「耳をふさいでわーーわーーーわーーと言ってればいいよ」
と言うだろうか?
そんなことができるのは高校生まで。
社会人にもなってそんなことはできない。


そして、さっきも言われた。

A)「ホットコーヒーです。
B) コーヒーはお代わりご自由となっております。
C) お気軽にお申し付けくださいませ〜


ガクッときた。

が、気づいたことがあった。


○○○で×××だから△△△の◻︎◻︎◻︎◻︎を$$$$しないと。

ということだ。焦らすわけではないが、
まずこの一連の文章が発せられる
タイミングを確認しよう。


こうだ。


A)ホットコーヒーです。

の時に、

トレーに目をやり、


B)コーヒーはお代わりご自由となっております。

で、

トレーを手にとり、こちらに手渡す。

そして、お辞儀をしながら、

C) お気軽にお申し付けくださいませ〜」


だ。


今まで、
B) コーヒーはお代わりご自由となっております。
C) お気軽にお申し付けくださいませ〜」


をカットせよ、と、ブログでも 強く主張してきたが、
全く取り入れられることなく15年の年月が経ってしまった。


どうもおかしいと考えていたが、
今日やっと合点がいった。

それは、BCをカットしてしまったら、
トレーを手渡しお辞儀する際の間が持たない、ということだ。

時間にして6秒間。女優でもない彼女たちに、
笑顔を長時間強いるわけにはいかない。

この時間を埋める言葉を用意しなければ
彼女達は無限空間にはまり込んでしまうだろう。

結論を急ごう。


A) ホットコーヒーです。
の後をどうするか?

誰でも思い浮かぶのは、

B’) 15年間毎日ありがとうございます。

だが、これでは、短い。17字だ。

B)コーヒーはお代わりご自由となっております。

は20文字。B'だと17字だ。

ここで偶然、僕の名前が「ユーキ」ということで、3文字。
決まりだ。


次に、

C) お気軽にお申し付けくださいませ〜(16文字)

に代わるものとして誰もが思いつくのが、

C') 16年目に向けて頑張ってください〜(16文字)

で、文字数もぴったりだが、亀屋万年堂でもあるまいし、
10代・20代の店員さんのセリフとしては、少し古めかしい。

普段そんな言葉遣いはしていないはずだから、
カミカミになってしまっては、僕としては微笑ましくても、
本人達ははにかんでしまうはず。(それも微笑ましい)


そこで誰もが思いつくのが

C'') ブログの更新楽しみにしてますね!16字

だが、話し言葉と書き言葉のトリックがある。

「!」←びっくりマーク。

これは発音できないのだ。
だから、実質的には15字にしかならない。

そこで、ぐーを握りしめて、
ひと息にこう言ったらどうだろう。

「よいしょっ」

皆さんも勢いよく言ってみれば、
「!」のタイミングで一拍でよいしょと言えるのが分かるはず。
舌っ足らずな方は1拍半くらいになってしまうかもしれないが、
そこは少し練習してください。

まとめよう。


<昨日まで>

A)「ホットコーヒーです。
B) コーヒーはお代わりご自由となっております。
C) お気軽にお申し付けくださいませ〜」


<明日から>

A) ホットコーヒーです。
B") 15年間毎日ありがとうございます、ユーキ。
C") ブログの更新楽しみにしてますね。よいしょっ


では、これでよろしく頼むよ。

下記にイメージ図を載せておく。










*「対案」に関して
…安保法制に関しては、素人は対案を考える必要はない。
 批判だけでよろしい。対案を考えるのは政治家の仕事。

2015年8月22日土曜日

歩く。滝を!谷を!


今回、金沢に来たのは、
JAIST(北陸先端科学技術大学院大学)國藤教授率いる
地域活性のプロジェクトに参加するためだ。

少し前に沖縄で主催したプロジェクトは、
ここで行われているスタイルがモデルである。

ハーモニーのトレーニングコースからも多くのメンバーが、
コミットして毎年参加してくれている。

街の独自性を見い出し、言語化していくプロセスは、
インストラクターが独自のクラスを作り上げていくこととよく似ているのだ。


汗だくで蜘蛛の巣だらけになりながら、
街じゅうを歩き回った。

朝の9時から夜10時まで脳みその中まで全身を使う日々。

靴も泥だらけ。


そこから飲みに行くから、
このプロジェクトは飲み移動大学というのだ。



2015年8月20日木曜日

ネットには苦労してきた


JALでは、9月30日まで機内でのWIFI無料サービスを提供している。

なのでこうして、空の上からブログを更新したりできるのだけど、

ヒコーキの中は何にもできないから
本でも読もう、とか、考え事でもしよう、
という幸せな強制力が働かなくなってしまう。


便利な時代はいよいよ自制心や、
セルフコントロールの力を磨いておかないといけない。


苦手なのに。。

PC. ちなみにPCからはうまく接続できなかった。
年代を重ねつつある僕のマックのせいでJALはちっとも悪くない。


2015年8月19日水曜日

ビーサンと短パンとT-shirt、それにスーツケース


本当だよ、子どもたち

で、はじまる詩があった。

大人になったら、制服をスーツに着替えて暮らし続けるなんて嫌だ、
と、高校時代の放課後、友人たちと話した思い出がある。

羽田へ向かう電車の中、大きなスーツケースを
沢山の足に当たらないように転がしながら、
リゾートだね、という女の子の声が聞こえた。

緑のビーサンに、以前沖縄で買った短パン、Tシャツだったから、
きっと僕のことだろうと思った。

レジャーじゃなくて研修だよー
リゾートじゃなくて石川県だよー

と思いつつも高校時代の約束を思い出した。


大人になっても制服を着るのなんて嫌だ
なんて話しながらも不安でいっぱいだった。
何しろ周りに格好良い大人はいなかったのだ。
「教師の分からず屋め」と憎々しく思っていた日々だったから。

そんなわけで、高校生の時の自分に誇れる生き方ができているな、
と思って満足した。


問題は、高校の時と怒られる回数があまり減らないことだ。

2015年8月18日火曜日

2015年8月9日日曜日

キャッチアンドリリースで、パパはヒーローになる



先日の花火は、妹夫婦に同乗した。
普段ご主人は猛烈に忙しいので、
子は(僕にとっては甥っ子)は中々会えない。


でも彼は、パパはヒーローだ、とよく言う。

その訳がわかるのは、こんなとき。


花火の始まる直前にせがまれて、
裏の土手にバッタを取りに行っているシーン。

花火を待つ間、もう何度もキャッチアンドリリースをしているのだから。





よくよく、いい人と結婚したものだ、と思う瞬間である。