政治家や社会、SEALDs、韓国、中国と、
ものすごい剣幕、物言いで批判する言説を、
ネット上では目にする。
そういうものを批判したくなった時には、
自分がどう生きているのか問いかけておきたい。
自分の身近にそのような許せない事態が起きている時に、
どう対処しているのか? と。
社会で起きていることは身の回りで起きていることの縮図だから、
身の回りの出来事にどう対処しているかを自問することが、
理性だろう。
たとえば、右にしろ左にしろ、
政治家を批判するのは簡単。そこにリアリティがないから。
韓国・中国をワーワー言ってる人は、
韓国・中国に友達がいないんじゃないか、
と思う。
僕はいろんな思想・立場・年齢層・国に深く
付き合っている人たちがいるから、
リアリティがあったらそんなに簡単に
割り切った物言いはできない。
一方の立場から相手方を批判する姿を見ると、
リアリティを感じる場所では、
誰もそんなに綺麗に割り切って生きていないクセに、
と思っちゃう。
会社の不条理に反抗できずに働いていたり、
先輩の言うことが非合理的でも、なんとなく従ったり、
恩義があるから多少の無理を聞いたりして、
生きているものだ、人間だもの。
うさばらしとしてはいいけど、
本当に何かを変えようとするならば、
世の中で起きていることには、
人間関係もプライドもいろんな矛盾が絡んでいる
ということを認めて、
その矛盾の中でどういう態度をとるか、を考えていきたい。
右も左も一緒。