2016年2月25日木曜日

美しい生き方がある



稀に見るくだらない仕事をしている人がいた。


とあるBARに威勢良く入ってきた若者は、
今流行りの”釣り記事”というものを書いて月に500万稼いでいるという。


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例えばちょっと前だったら

”清原が弘道会と関係してる”

みたいなことを書けば、みんな釣られて読んじゃうんですよ。
本当かどうかなんて関係ないんですよ。1人ならそれが3円だけど、
チリツモ(塵も積もれば山となる)で何百人も見たら大きく稼げるんですよ。
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と言っていた。下の下の仕事だ。


げのげのしごとだ。


人生には、滅多に会えない人がいる。
そのたった一瞬の出会いを生かしたか生かさないかで、
人生が大きく転換するような出会いがある。


生まれ変わりというものがあるとしたら、
何回か生まれ変わる中に一度出会えるか出会えないか
という人が世の中にはいる。


仕事には貴賎があって、
そういう社会との関係の持ち方をしていると、
本当に大事な関係を見過ごしてしまうのだ。


そして運よく、その道に舵をきれたなら、
一生をかけて恩を返していかなくてはいけない。


はした金に気をとられないように注意されたし若者よ。

2016年2月19日金曜日

リアル沖ヨガ恐るべし


今日はアストックサロンの日だった。

アストックサロンを知らない人には、
カラダ系TEDといえば大体言い表せている。

様々な分野のカラダの専門家が、
自分の人生をかけて取り組んでいることを皆の前で発表するのだ。

聞く側も様々な分野の専門家だから、発表する側は大変緊張する。

第三金曜日の夜、原宿の小さな和室で行われている。
本気のカラダ系と和室ということで以前は男性ばかりだったが、
最近は女性も多く参加していて華やかになった。



今日は沖ヨガの上嶋先生。
沖先生との超人的なお話を伺った後で、
実技へ。

アストックサロンのよさは、
実技や公演の面白さと共に、
場の雰囲気だ。

講義が充実していた場合は、その後の飲み会も盛り上がる。
強面も男も女も笑顔になってしまう。



今日の飲み会では、ヨガに対して思っていることを
率直にぶつけさせてもらった。
上嶋先生も徹底してリアルで、納得がいった。

上嶋先生が、僕のクラスは女性しか受け付けませんと散々おっしゃっていたので、
アストックサロンには
今後ますます女性が増えるだろう。

一度来てみるといいよ!

2016年2月16日火曜日

どりゃあ、どりゃあ、どりゃあ!





三十郎を観ている。


ひとつ前には、『酔いどれ天使』



人間に一番必要な薬は理性なんだよ


これが最後のセリフ。


昼間叔父の入院している病院に行った。
家を出るまでは面倒に感じることが多いが、
病室は時間の流れがゆっくりだからか
病室を訪ねるのは嫌いじゃない。


叔父は先日大転びして、顔に内出血を起こして腫れていた。

ぎょっとしているこちらの顔を見るなり叔父は

「菓子パン買ってきてよ」


病院にいる叔父に、散々パンを買っているので
看護師さん達からいつもものすごく怒られる。
叔父が怒られるならいいが、僕が怒られる。



退屈なんだよ、パンが食べたいんだよ。


叔父にとって今一番大事なのは理性よりパンだ。





全く仕事が進まない。

(写真はネットからもらいました。問題あったら消します〜)

2016年2月13日土曜日

放っておけば、いつもと同じ土曜日だった




クラスに来てくださっている方の絵を観に国立新美術館へ

新槐樹社展


何百点くらいあるのだろうか、会場は結構広い。
子どもを連れてきたら一人なら押さえつけられるけど
二人いたら危ない、そんな広さだ。(わからん)


彫刻も少しあるが、油彩・水彩で半分づつくらい。
版画も少しあった。いや、実はほとんど版画って何を指すのかよく分からない。


入り口にある抽象画ってよく分からない
色がいい感じだな、とか、なんか格好いいな、
というのもあるけど、基本はよく分からない

でも分かったような顔をして成る程とうなづきながら観る



その後ぐるーっと写実っぽい絵の方へ回っていくと
これなら何かいいたくなる。もっとこうした方がいいんじゃないかな、とか、
描いてみたいなという気にもなる。

そしてまた抽象の方に戻ってきた。ここで少し驚いた。

抽象画の癖に、何か感じ方がはっきりしていたのだ。

みていて、もっとこうしたらいいのに、とか
この線が邪魔だな、ちょっと欲をかいたな
うまくまとめようとしたな、なんてことをいっちょまえに
はっきり感じるようになっていたのだ。

ちょっと驚いた。こんなに短時間でこういう変化があるものか、と。


つい先日、伊万里焼を収集している方にお話を伺ったばかりだった。
伊万里焼はすごく偽物が多くて見分け方があるのだけど、
何万点も見ていると、もう見た瞬間に分かるのだという。


なんでかって聞かれても分かんないんだよ〜
はっきり分かる。全然違うんだよ〜



何百点か絵を見ていると、こんなにも日々の暮らしには
いろんな瞬間があるのかと時間を忘れてしまった。


毎瞬を一瞬前と同じように過ごすこともできるが、
別のものにリアリティを持つこともできる。

ハーモニーのレッスンの組み立て方と一緒だ。


ところで、
国立新美術館のガラス仕立ての外壁は、掃除するのが大変そう。
建築家にやらせるべきだ。

2016年2月9日火曜日

この渡良瀬橋が、あの渡良瀬橋だったなんて



車の中から撮ったもの。


10年くらい前、フェルデンクライスを勉強しにヨーロッパに行ったとき、
みんなでバーで盛り上がったりしていて、
しみじみ自分がヨーロッパにいることを不思議に思った。

映画でしか見たことのない"ガイジン"さんに囲まれてる、、、、


週末は群馬で合宿に参加した。
ある企業と群馬大学の共同プロジェクトのファシリテーションを依頼してもらったのだ。


その最中に、車で通ったのが渡良瀬川だった。

京都の景色のようだと思ったら、
渡良瀬川。


高校時代、森高千里をよく聴いていたから、
タイムトリップしたようだった。





*家に帰って調べたら、これは渡良瀬川にかかる錦桜橋であった
ああまだ見ぬ渡良瀬橋よ・・・


2016年2月6日土曜日

この桐生はあの桐生か!




このポスター!

少し前に話題になっていたけど、
まさかこの桐生のことだったなんて!

ちょっと変えられただけで、もう気づかない。
不思議な生き物・・・それが人間だ。


台湾で地震があった。。心配だ。

2016年2月3日水曜日

You make a plan, we make history.







You make a plan, we make history.

お前はチンケな作戦考えてろよ。俺らは歴史を作るからさ。

10年ほど前、オランダのスクワッティングハウス*を訪ねた時に、
壁に貼ってあった言葉。


*オランダには空き家があったら鍵を壊して入って住んでいい
という法律があるらしい。

今もあるのかわからないけど、
10年くらい前はあった。


今時の、いわゆる普通の若者はそんなことをしない。
少しヒッピー文化を引きずったような若者たちが住むのだ。
鍵を壊して住むことをスクワッティングと言うらしい。


この言葉を見たのは、10年前、
ブッシュがアフガンに攻め入った時だった。
壁には、小さな白黒コピーのブッシュの顔写真とともに、
この文字が大きく印字されていたのだ。


コピー用紙の質も印字もイマイチで、
小さな小さなポスターだったけど、強烈に残った。

You make a plan, we make history.



この言葉は、ブッシュがアフガンに攻め入るという計画を立てたことと、
アメリカの歴史のなさとを皮肉っている。

お前らがちゃちな計画を立てる間に、ヨーロッパでは歴史を作っていくよ。
他の国に対してのこういう煽り方はあまり好きではないけど、

we make history という言葉は響いた。


いまの日本に、歴史を作るぞ、
という意気込みで取り組んでいる若者がどれだけいるか。

小銭稼ぎと自意識の中に閉じている者が多い。志が低い。


沖縄には“歴史“という時間感覚を持っている人がいる気がする。

沖縄に学べ、と岡本太郎は言ったがそう思う。