2016年3月13日日曜日

暮れなずむ街で、コミュニケーションにおけるファンタジスタに会ったんだ!



先日、17時半。いつもの商店街をハーモニーの仲間と歩いていた。

クラスに来てくれたので、ミスドで打ち合わせをしての帰り道だ。

向こうから自転車に乗って見知った顔がやってきた。
別の場所のクラスに来ている方だ。


僕は先に見つけて、
「お!〇〇さん、こんにちはー!」
と言うと、その方は、自転車を降りて挨拶をしてくれた。


2,30秒くらい冗談話をして、別れようとするとその方は

「みなさんこれから飲みに行かれるんですか?
 行かれるなら私もたせていただきますけど」

とおっしゃった。後ろを振り返って、


「そこの中華屋さんだったら私知ってますから、もたせていただきますよ」
と続けたのだ。


これには本当に驚いた。


一緒に(飲みに)出かけて出してもらうことはあっても、
このようにすれ違っただけで我々の分を出してもらうことはない。


というよりも、文字では伝わらないかもしれないが、
(トーンとか表情とか間とかが重要な要素だと思うから・・・)
道端ですれ違っただけの我々の飲み代を払おうという発想と、
こういう難しい申し出の、こんなにうまい切り出し方があるなんて・・・


年配の方のクラスで指導させてもらう醍醐味は、
人生の様々な局面における華麗な振る舞いを見せてもらえることだ。



というわけで、その方と別れた後、夕暮れ時の商店街は、
引っ越してきた日に初めて見た時と同じくらい新しく鮮やかに見えた。



身体のどこかに染み込ませておきたいと思っている。
覚えておけよ! とゴシゴシ身体のどこかにこすりつけておくのだ。


こういう技はすぐには使えないけれどもいつか決めるぞダブルクラッチ。

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